小児科の病気|【公式】にしむら内科クリニック|中浦和駅の内科・消化器内科・内視鏡内科・予防接種

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小児科の病気

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溶連菌咽頭炎

A群溶血性レンサ球菌は、上気道炎や化膿性皮膚感染症などの原因菌としてよくみられるグラム陽性菌で、菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こします。日常よくみられる疾患として、急性咽頭炎の他、膿痂疹、蜂巣織炎、あるいは特殊な病型として猩紅熱があります。これら以外にも中耳炎、肺炎、化膿性関節炎、骨髄炎、髄膜炎などを起こします。また、菌の直接の作用でなく、免疫学的機序を介して、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を起こすことが知られています。 さらに、発症機序、病態生理は不明ですが、軟部組織壊死を伴い、敗血症性ショックを来たす劇症型溶血性レンサ球菌感染症(レンサ球菌性毒素性ショック症候群)は重篤な病態として問題です。 ここでは、感染症法下における感染症発生動向調査で、4類感染症定点把握疾患となっているA群溶血性レンサ球菌咽頭炎について述べます。

川崎病

川崎病(KD)は3歳以下の乳幼児(ピークは1歳頃)に見られる原因不明の疾患で、5日以上続く発熱、発疹、目の充血、苺舌などを特徴とします。年間約10,000から12,000人に発症し、近年増加傾向です。問題となるのは、その一部で冠動脈瘤、心筋梗塞などの重篤な心合併症を来すためです。

咽頭結膜熱(プール熱)

咽頭結膜熱は発熱、咽頭炎、眼症状を主とする小児の急性ウイルス性感染症で、アデノウイルスによって引き起こされます。同じアデノウイルスによって起こる流行性角結膜炎、いわゆる「はやり目」も同じアデノウイルスですが型が違います。咽頭結膜熱はプールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、俗にプール熱と呼ばれることもあります。多くは夏期に流行しますが、最近は冬でも流行が見られています。感染力が非常に強いため、感染した場合には学校保健法にて出席停止となります。

手足口病

足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、その名が示すとおり、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、1950年代後半に認識されたウイルス性発疹症であり、我が国では1967年頃からその存在が明らかになりました。本疾患はコクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスが原因ウイルスです。基本的に予後は良好な疾患ですが、急性髄膜炎の合併が時に見られ、稀であるが急性脳炎を生ずることもあり、なかでもEV71は中枢神経系合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られています。本疾患は4歳位までの幼児を中心に夏季に流行が見られる疾患であり、2歳以下が半数を占めますが、学童でも流行的発生がみられることがあります。また、学童以上の年齢層の大半は既にこれらのウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いので、成人での発症はあまり多くなく、男子に多い傾向が見られます。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行します。いわゆる夏かぜの代表的疾患です。その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコクサッキーウイルスA群である場合が多いですが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスで発症する場合もあります。

突発性発疹

突発性発疹は6か月~2歳の乳幼児に好発するウイルス感染症で、突然の高熱が3日ほど続いた後の発疹を特徴とします。0歳と1歳で99%を占めています。ほとんどの児が2歳までに感染します。予後は一般に良好です。

伝染性紅斑(リンゴ病)

伝染性紅斑(Erythema infectiosum)は第5病(Fifth disease)とも呼ばれ、頬に出現する蝶翼状の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあります。本症の病因は長く不明でしたが、1983年にヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19:以下B19)であることが提唱され、その後の研究によって確実なものとなりました。病因が明らかになったことに伴って、本症の周辺には多くの非定型例や不顕性感染例があること、多彩な臨床像があることなども明らかになりました。

麻疹(はしか)

麻疹は麻疹ウイルス(Paramyxoviridae科Morbillivirus属)によって引き起こされる感染症であり、空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路を示し、その感染力は極めて強力です。麻疹に対して免疫を持たない者が感染した場合、典型的な臨床経過としては10~12日間の潜伏期を経て発症し、カタル期(2~4日間)、発疹期(3~5日間)、回復期へと至ります。ヒトの体内に入った麻疹ウイルスは、免疫を担う全身のリンパ組織を中心に増殖し、一過性に強い免疫機能抑制状態を生じるため、麻疹ウイルスそのものによるものだけでなく、合併した別の細菌やウイルス等による感染症が重症化する可能性もあります。麻疹肺炎は比較的多い合併症で麻疹脳炎とともに二大死亡原因といわれています。さらに罹患後平均7年の期間を経て発症する亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis: SSPE)などの重篤な合併症もあります。 先進国であっても麻疹患者約1,000人に1人の割合で死亡する可能性があります。わが国においても2000年前後の流行では年間約20~30人が死亡していました。世界での2015年の5歳以下の小児の死亡数推計によれば、麻疹による死亡は全体の1.2%を占めています。唯一の有効な予防法はワクチンの接種によって麻疹に対する免疫を獲得することであり、2回のワクチン接種により、麻疹の発症のリスクを最小限に抑えることが期待できます。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

流行性耳下腺炎(mumps、ムンプス)、俗にいう「おたふくかぜ」は主に幼児期に、2~3週間の潜伏期(平均18日前後)を経て発症し、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症で、通常1~2週間で軽快します。最も多い合併症は髄膜炎であり、その他髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを認める場合があります。一般的には軽症と考えられていますが、決して軽くはない合併症を予防するためにも、唯一の予防方法であるワクチン接種が勧められます。

風疹

風疹(rubella)は、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症で、症状は不顕性感染(感染していても気付かない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、臨床症状のみで風疹と診断することは困難な疾患です。風疹に感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、出生児が先天性風疹症候群を発症する可能性があり注意が必要です。男女ともがワクチンを受けて、まず風疹の流行を抑制し、女性は感染予防に必要な免疫を妊娠前に獲得しておくことが重要です。

水痘(水ぼうそう)

水痘は、俗に言う「水ぼうそう」で水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus:VZV)によって起こる急性の伝染性疾患です。冬から春にかけて2歳から9歳までの児に好発し、全身に発疹、水疱が出現します。19世紀の終わりまでは、水痘と天然痘は明確に区別されていませんでした。1875年Steinerによって、水痘患者の水疱内容を接種することによって水痘が発症することが示され、1888年von Bokayによって、水痘に感受性のある子どもが、帯状疱疹の患者との接触によって水痘が発症することが確認されました。1954年にThomas Wellerによって、水痘患者および帯状疱疹患者いずれの水疱からもVZVが分離されることが確認されました。その後の研究によって1970年代に日本で水痘ワクチンが開発され、現在水痘の予防に使用されています。

ロタウイルス胃腸炎

ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0~6歳頃)にかかりやすい病気です。ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。大人はロタウイルスの感染を何度も経験しているため、ほとんどの場合、症状が出ません。しかし、乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染したときに症状が強く出ます。 主な症状は、水様下痢、嘔気、嘔吐、発熱、腹痛です。脱水症状がひどくなると点滴が必要となったり、入院が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50%前後はロタウイルスが原因です。

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