禁煙外来
禁煙外来
重要!お知らせ
現在禁煙補助薬のチャンピックス錠が、販売元より出荷停止となっております。そのため禁煙外来は現在中止しております。
ご迷惑をおかけしておりますこと、お詫び申し上げます。詳しくはメーカーサイトをご参照ください。

がんの4割は喫煙が原因で起こります。がんの部位別にみると、喫煙の寄与割合は、肺がんや喉頭がんの7割をはじめ、主要ながんでは3割以上を占めています。虚血性心疾患、くも膜下出血の4割は、喫煙が原因です。COPD(慢性閉塞性肺疾患)も6割が喫煙が原因であり、胸部・腹部大動脈瘤、消化性潰瘍でも喫煙との関係が深いことがわかっています。喫煙による死亡数は毎年約13万人と推定され、喫煙は成人死亡の最大の危険因子です。喫煙は病気の増加だけでなく、その他にも以下のようなデメリットがあります。
時間の浪費:1本5分の喫煙×1日15本で75分の時間のロス
お金の浪費:1箱(20本)440円を1か月吸うと約13,000円の損失、1年で約160,000円の損失、10年で160万円の損失、50年間吸えばなんと800万円の損失です。
他人への健康被害:副流煙による受動喫煙で、吸わない方のがんのリスクも上昇します。
老けて見える:顔の老化が早まります。肌が乾燥し、黒ずんで見えます。スモーカーズフェイスと呼ばれます。
仕事への影響:お客様から嫌がられます。最近では勤務時間中の喫煙は仕事をさぼっているように見られ、給与・昇進に影響します。
火事の原因になる:タバコは放火に次いで火事の原因の2位です。
喫煙には上記のようなさまざまな害があり、一刻も早く禁煙することが勧められます。当院でも、慢性疾患等で定期通院中の患者様すべてに、禁煙を勧めています。喫煙の本態はニコチン依存症という病気です。2006年4月から、一定の条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。禁煙治療を利用することで、禁煙開始時のつらい症状も少なくなることから、自力で禁煙するよりも成功率が高まります。
また健康保険が適用されるため、比較的費用をかけずに禁煙することが可能です。この機会にぜひ禁煙治療を受けましょう。
現在当院では、成功率の最も高いバレニクリンでの禁煙治療のみを行っています(禁煙の成功率は禁煙補助薬を使用しない場合と比較して、ニコチンパッチが1.7倍、ニコチンガムが1.4倍、バレニクリンが2.3倍)。

ニコチン依存症の判定テストが5点以上(下図)

1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上
(2016年4月より35歳未満には上記要件がなくなりました)
ただちに禁煙を始めたいと思っている
禁煙治療を受けることを文書で同意している
※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。過去に、禁煙治療を行った人で、再喫煙をしてしまっても、もう一度、挑戦できます。
標準的な禁煙治療プログラムは、12週間にわたり計5回の禁煙治療を行います。まず、初回診察では保険適用の4条件を満たすかどうかの確認を行います(上記)。次に呼気一酸化炭素測定器を用いて喫煙状況とニコチン摂取量の客観的評価を行います。その次に禁煙開始日の決定と宣誓書の記入、禁煙にあたっての問題点の把握とアドバイス、そして禁煙補助薬(当院ではバレニクリン)の処方を行います。禁煙開始日はバレニクリンを内服して1週間後に設定します。
初回診察から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計4回、禁煙の実行継続のための治療を行います。それぞれの治療の内容は、以下の通りです。

なお、本治療プログラムに基づき禁煙治療を受けている患者が、12週間の治療期間の途中で、何らかの理由により入院治療が必要となった場合、入院中も禁煙治療を継続して行うことができます。
バレニクリンの場合、自己負担額の合計は3割負担の方で約20,000円となります。ちなみにこの費用は、1日20本の喫煙を12週間する際にかかる費用約34,000円よりも、約4割安いです。
参考文献:
禁煙治療のための標準手順書/第6版/2014
禁煙支援マニュアル(第2版)増補改訂版(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual2/dl/addition01.pdf)から一部引用
TOP