胃血管拡張

胃血管拡張とは

胃血管拡張とは主に高齢者に発生する後天性の疾患で、胃の細血管異形成です。原因は不明です。無症状のため、内視鏡検査で偶然見つかることが多いですが、時に出血し、吐下血で発症する場合もあります。

診断

内視鏡検査にて約5-10mmの発赤として確認され、近接すると蛇行した毛細血管が集簇しており診断は容易です。生検は出血を来すため行いません。

治療

通常は無治療経過観察ですが、出血を来した場合はアルゴンプラズマ凝固(APC)などで止血処置を行います。